【中山間フォーラム】人口減少下の農村ビジョンを考える~市町村消滅論を越えて

増田レポートから10年を振り返るー地方創生と現場の反応、図司直也氏(法政大学現代福祉学部教授)

1.増田レポートからの10年⇒トップダウンでの人口論での10年の成果に上滑り感も。国レベルでは交付金として地方自治体からのオーダーメイド型提案の機会を開いた意義はあるか。政策間連携を意識するも、政策効果、因果関係ははっきりせず。

2.農村ビジョンに求められる視座⇒団塊ジュニア以下の世代=「逃げられない世代」人口減少を受け止めざるを得ない境遇に。=バックキャスト思考とも重なり合い。地球環境における「制約」を土台にしながらも、その上に構築できる新たな価値を創出し、豊かな暮らしの「未来像」を描き出す(石田・古川、2018)。まだら模様ながら、田園回帰の動きから次世代に託す希望も。

3.農村ビジョンで検討すべき論点=人口増よりも人材増の視点、農村資源の所有×利用×管理の担い手:それぞれ次世代にどうつなぐか?政策・サポート体制の立ち位置⇒政策に求められる現場力と構想力

 

基調講演、令和の大生奉還 株式会社雨風太陽代表取締役、能登半島地震復旧復興アドバイザリーボード委員高橋博之氏

キャンペーン「この地でずっと」の報告と新旧地方消滅論の波紋、日本農業新聞編集局メディアセンター部次長 尾原浩子氏

中山間フォーラム会長生源寺眞一氏

懇親会