中山間地域フォーラム主催のポストコロナ期の集落の未来~ローカルコモンズの役割は何か~(東京大学弥生講堂一条ホール)に参加しました。【解題】シンポジウムのねらいと流れ:図司直也氏(法政大学)、中山間地域の現代的価値を考える~ローカルな知恵を学びながら:中山間フォーラム会長生源寺眞一氏、地域づくり~集落自治の枠組みを問い直す:田口太郎氏(徳島大学)、「集落の教科書」づくり:田畑昇悟氏(京都府南丹市NPOテダス)、環境保全型農業を推進し、遊休農地を解消しよう:宮島公香(長野県松川町産業観光課)、小さな集落活性化事業:安藤優氏(高知県中山間地域対策課長)、閉会挨拶:小田切徳美(中山間フォーラム副会長)
東京大学弥生講堂一条ホール
ポストコロナ局面での中山間地域(図司直也氏/法政大学)
基本法見直しの中間とりまとめ(2023年5月末)農村に関する基本的施策、農業人口が減少する中で集落による農業を下支えする機能を集約的に維持、多様な人材の活用による農村の機能の確保、農地の集約化を進め、副業的経営体など多様な農業人材が農地の保全・管理を適正に行う/集落内外からの新規参入による農地利用や集落活動への参画、農業施策で分かれる「多様な農業人材」…「車の両輪」?、中山間地域における農業の継続、中山間地域等直接支払の引き続きの推進、営農を継続できない農地は粗放的管理や林地化等、「地域政策の総合化」を反映した議論盛り上がらず、現場へのプッシュ型支援の必要性高まるも、農政での支援の余地は?多様な周辺主体からの関わり方は?
地域づくり/集落自治の枠組みを問い直す(田口太郎氏/徳島大学)
脱「人口主義」、地域は人口に何を期待するのか?人口がいても元気のない地域/人口が減っても元気のある地域、「人口≠地域の担い手」を受け入れる必要、テーマ・コミュニティ化する「地域づくり」、地域の課題や将来は「人口」によって規定されるのか?、人口が増えれば地域課題はなくなるか?、人口増加が唯一解か?、脱「人口」といいつつも、社会動態に一喜一憂する地方、質的要素を考えれば統計的思考から脱する必要?税の再配分を再検討する必要
『集落の教科書』づくり(田畑昇悟氏/テダス)
区費額の見直し、区長の嫁がお茶くみを廃止、川の草刈り時期を遅らせる(ホタルの産卵期を避ける)、空き家の持ち主からも区費を徴収(一年に一度は連絡を取る機会をつ作る)、高齢者宅の雪かきを手伝う仕組み、訃報の範囲(移住者にも届くように)、除草剤使用に関する取り決め、女性限定のお手伝い委員の廃止、世帯1票制から一人1票制に