【共著出版報告】「地域活性化未来戦略」販売開始!(5)

高橋俊臣(カバー・表紙デザイン)

内容

地域活性学会の有志16人が現代の地域活性化の未来を思い、各専門の立場から提言を行った実践書。16人が専門分野の著作を持ち寄り、1冊にまとめているので、各々の立場から見た「地域活性化の視点」が描かれています。全5章の構成で、地域活性化のために重要なポイントを、大きく「組織」「人材」「連携」の観点に分類して解説しています。

目次

Ⅰ 地域活性化政策はどこに向かっているのか
Ⅰ-1 地域活性化未来戦略(斉藤 俊幸)

Ⅱ 今、できることは何か
Ⅱ-1 人口減少時代の自治体組織の活性化(市田 明子)
Ⅱ-2 移住促進は逆転の発想で地元の“ 縁” 者を狙え!(丸山 泰)
Ⅱ-3 個の確立と主体性を重視した移住政策はこうして作れ!(大友 和佳子)
Ⅱ-4 対話を重視したオガールが示す公共空間の意味(東海林 伸篤)

Ⅲ 地域が育てるべき人材とは何か
Ⅲ-1 地域スポーツによる地域人材の育成(大崎 哲也)
Ⅲ-2 地域で、地域と、人材を育てる公立大学―直近の設置事例を参照して(鳥山 亜由美)
Ⅲ-3 地域における看護人材~大学における入試戦略(福山 祐介)
Ⅲ-4 「挑戦人材」の支援エコシステムの重要性(小笠原 由佳)

Ⅳ 連携がポイントだ!
Ⅳ-1 地域伝統産業のイノベーションハブの形成(大島 裕市)
Ⅳ-2 インターンシップによる地域連携(今永 典秀)
Ⅳ-3 地域での消費購買行動促進システムを導入した新しいサイクルツーリズム(海野 麻恵)

Ⅴ 力を合わせよう!
Ⅴ-1 SDGs ビジネスのススメ(松本 茂樹)
Ⅴ-2 地域学習で社会を変えよう―地域づくりとESD(世直し教育)―(河本 大地)
Ⅴ-3 社会システムをどう変革してゆくのか(岡田 久典)

特別寄稿
「地域未来共創の時代」―持続可能なコモンズデザインの視座-(風見 正三)

岡田久典

書籍は、中身も外面もスタイリッシュでなければならない。しかも自立していなければならない。類書の追随を許さない斬新な装丁と編集方針。しかも名実ともに自立している。現代社会マネジメントの鉄則、多世代・多主体・分散自立をまさに体現化している。売れるかどうかは別にして時代を創る書籍だ。

大島裕市

本書の表紙に示されているように、地域の活性化は多様な分野で多様なアプローチがある。読者が著者各々の熱い想いを組み合わせて何らかの方法論を新たに見つけ出し、地域活性化という1つの目標に向かって連携して実践されることに期待する。

福山祐介

今回は研究に携わっている先生方と交ぜていただきました。この経験をきっかけに、今度は大学事務職員の皆様と、現在携わっている事務業務について、書籍など何か形としてまとめれたら良いなと思いました。

丸山泰

実務家研究者による実践的な報告や提案が並びました!地域の課題は地域固有のものです。地域自身で解決していく他ない時代となっています。そんな地域の道しるべとなる考え方やヒントが見つかると思います!

風見正三

地域の未来を誰が如何に創造していくのか、そのヒントがこの一冊の中に込められている。地域未来共創はこれからの地域活性化の大きなキーワードになっていくであろう。様々な事例と視座から学ぶことから、輝かしい地域の未来が始まることを願いつつ、本書を世に送り出したい。

河本大地

16名の著者がそれぞれの角度から「地域活性化未来戦略」を論じている本書の刊行を、タイトルを提案し、著者どうしの投票で選んでいただいた者として、大変誇りに思います。教育や学びからアプローチする人がビジネスのアプローチに関心をもち、スポーツからアプローチする人が看護にも関心をもち、人と地域の可能性を多角的にみていける1冊。読んでいると視野が広がり、これからの社会・地域のつくり方の可能性も開けてきます。多様な地域からなる日本そして世界の未来を、わいわい議論し動きながらつくっていく一助にしたいものです。

大崎哲也

行政、スポーツ、看護と多岐にわたるジャンル、組織論や人材育成、連携など多様なアプローチ、そして研究者から実践者まで多彩な執筆陣。地域活性に関する書籍は数多ありますが、バラエティに富んだ内容から地域活性の現状と未来を見通せます。持続可能な地域社会実現へは数多くの知見を「かけ算」し続けないといけません。掛け合わせる材料が凝縮された1冊。新しい化学変化を起こす出発点になるはずです。

鳥山亜由美

「地域活性化」と同じ言葉で括り難い事例、分析がまとめられた一冊。この書籍をハブとして新たな「戦略」が編み出されることを切に願います。

東海林伸篤

地域は多様であり、その多様性がつながり互いに影響しあうことで共創が生まれ、活性化につながる。共創において重要なのは何よりも対話である。本書は、地域の多様性を現した書籍であり、本書との対話を通して、読者一人ひとりが地域の新たな未来を紡ぎだす力を得ることを期待する。

松本茂樹

地域活性化やSDGsには一緒に取り組むパートナーが必要です。この本は16人の同志が、それぞれの立ち位置から熱い思いを語っています。この本を手にとって頂いて、我々と一緒に行動しませんか!

海野麻恵

地域活性化と言っても、その解決のために打つ手はそれぞれの地域によって多種多様であり、一言では言い表せない非常に複雑かつ困難なテーマである。この本は、研究者、実務家16名の著者が様々な角度から「地域活性化未来戦略」について論じており、まさに、これからの日本の未来を支える一冊になるだろう。この本を通じて、地域活性に携わる多くの方々が、持続可能な地域活性化を行うための未来戦略を再考する一助となれば幸いである。

大友和佳子

本著は、地域活性化に携わる16人の著者が、それぞれの立ち位置、問題意識から、地域に関わる課題を解決する道筋を提案する形で書かれた斬新な策である。「ひとりひとり違う」私たちが、自分自身の立ち位置から、自分なりの生き方を見つけ、地域の在り方を模索するにはそれぞれが感じていること、考えていることを共に分かち合い、つながることが必要である。本書は、著者自身が発信し、つながる中で、解決策を模索したいわば、それぞれが地域とどのように関わってきたかの生きた結晶である。是非、ご自身の生き方と重ねあわせ、一緒に考えてほしい一冊である。

斉藤俊幸

地域活性化の分野はこんなに多様なのだということを改めて認識させられた。共著者は実に見事に多様性を発揮し、鋭い視点で論説を展開してくれた。共著者として名を連ねた若い実務家研究者のみなさん、これからもがんばってください。また、表紙デザインで才能を発揮してくれました高橋俊臣氏には、ただただ感謝です。

まさしく自立した本だ(岡田久典)