新増田リポートを読む(6)山崎史郎内閣官房参与を訪問

山崎史郎内閣官房参与

東京圏や政令市は動いていない

山崎史郎内閣官房参与、人口戦略会議実務幹事と話し合った。小さな自治体は必至で方向性を見出そうとしているが、日本の人口の1/3が住んでいる東京圏や政令市、30万都市などはほとんど動いていない。そうした地域では、増田レポートから10年間やってきても変わるべきものを見つけられていない。人口問題を「自分事(ごと)」として認識するかどうかだと思う。都市に暮らしている人たちの多くは、いま限界集落に起きている危機がいずれ自分たちの地域にまで及んでくることに気づかず、関係ないと思っている。だから何もしない。気づけば動き出す。他人事だと思っている人たちにどう気付いてもらうかを真剣に考えないと、いろんな政策やアイデアを打ち出しても上滑りになってしまう。>都市の人たちに過疎地域の放牧の効果を認識させることが重要だ。放牧により濃厚飼料(輸入トウモロコシ)を食べさせないことはフードマイレージに貢献する。動物福祉にもよい。これにより牛乳の乳脂肪分を3.5から2.7に下げることで消費者に認識させることが効果がある。具体的に語るべきだ(斉藤)。

若い女性はふるさとに閉塞感を感じているのではないか

島根県はどうして数値が好転できたのかの研究は人口戦略会議でしないのですか(斉藤)?それは国や民間でしょ。東北の市町村の数値がよくない。なぜ、東北の若い女性は東京へと流出するのか(山崎)?。地域の長老組織、ムラ社会の固い結束を解けと「限界集落の経営学」に書いた。東北とは限らないが固い結束の男社会に閉塞感を感じているのではないか。

カネは自分で調達する

10年前を振り返ると増田レポートが出た直後に国は地方創生事業を始めた。今回の新増田レポートの後に政策的な動きはあるのか?おカネじゃない。カネは自分で調達するが当たり前。カネは余っている。企業は史上最大の利益を出している。

首相官邸