【初級生成AI講座】研究者はいかに生成AIとつきあうか(1)

鈴木和浩さん(広島空港にて)

近年、生成AIの活用が研究者の中でも重要視されています。鈴木和浩さんは生成AIと地域活性化の領域をまたぐ専門家で、地方創生におけるデジタル技術の活用に取り組んできた第一人者です。生成AIを活用した学習プログラムを開発し自治体や企業向けのDX推進を支援しています。また、文部科学省の「先端技術利活用実証研究プロジェクト」において、看護分野における遠隔教育モデル開発事業に携わるなど、幅広い領域でAIの社会実装を推進しています。鈴木さんは生成AI活用の実践力が高く評価されており、2024年のLancersのプロンプトエンジニアとして報酬額第1位を獲得しています。そんな鈴木さんに研究者に向けた初級生成AI講座の連載をお願いしました。不案内な研究者の方もいらっしゃると思いますので、あくまで初級という冠をつけ、わかりやすく生成AIの世界を語っていただこうと考えております。研究者はいかに生成AIとつきあうか。これから24回に分け地域活性学会JKサイトの記事として配信させていただきます(斉藤)。

【初級生成AI講座】全24回の概要

本講座では、初心者でも生成AIを理解し、地域活性化に応用できるよう、以下のステップで配信を進めます。

第1章:導入(生成AIと地域活性化の基本概念)

  1. 地域活性化における生成AIの可能性
  2. 生成AIの地域課題解決への応用
  3. 生成AI導入のステップ

第2章:生成AIの基礎スキル

  1. プロンプトエンジニアリングの基礎
  2. 地域向けプロンプトの作成
  3. 地域データの収集と活用

第3章:実践的なAI活用(テキスト・画像・データ分析)

  1. 文章生成AIの活用
  2. 画像生成AIの活用
  3. AIによる市場調査とデータ分析

第4章:地域活性化のためのAI応用

  1. 地域イベントの企画と集客
  2. 観光客誘致のためのAI活用
  3. 地域産品のブランド力向上
  4. 地域ビジネスのアイデア創出

第5章:実装と事例

  1. AIチャットボットの導入
  2. 多言語対応AIの活用
  3. 地域活性化のためのデータ分析(RESAS活用)
  4. 地域課題解決のためのAI活用事例

第6章:倫理・社会・未来展望

  1. AI倫理と地域社会
  2. AI人材の育成
  3. AI導入の成功事例と失敗事例
  4. 生成AIの最新トレンド
  5. 生成AIと地域文化の保存・継承
  6. 生成AIの未来と地域社会
  7. 地域活性化と生成AIの共存

次回予告:生成AIは地方の救世主か?

次回は、「地域活性化における生成AIの可能性」と題し、実際に生成AIを活用した成功事例や、具体的なユースケースについて掘り下げます。

Writer :  鈴木和浩