【能登半島地震・下唐川通信「絆」】「灯るからこ」の発行(加代 等)(2025年9月1日)

「灯るからこ」第1号を発行

復興委員会に参加して下さっている東京都立大の益邑さん,金沢大の田中さん,岩手大の荒木さん,福岡大の野口さん,そして発行に関わって下さった東京都立大の前山さんといった大学の先生方によって,「灯るからこ」第1号が発行されることになりました。お盆の時に地区のみなさんに配布できるようにということで,先日,益邑先生から300部送られてきました。とても,素敵な仕上がりで,震災以降の私たちの取り組みが一目でわかるようになっています。各世帯に2部ずつ配布しますので,親戚の方やお知り合いの方と共有していたでければありがたいです。部数に少し余裕がありますので,必要な方はご連絡ください。1~2部程度でしたらお渡しすることができると思います。また,この下唐川を離れた方々にも配布することによって,いつでも「からこ」を訪れることができるようなつながりをつくっていきたいと考えています。公費解体が終わり,地区の風景は大きく変わってしまいましたが,この「からこ」を訪れて下さっているたくさんのボランティアの方々や 大学関係者や大学生の方々によって,私たちの復興が支えられてきました。今後もこの関係を大切にして,この地区に明かりを灯し続けたいと考えています。これまで金沢大学の田中さんや学生さんを中心に震災時の聞き取り調査が行われてきました。その調査を基に「灯るからこ」を作成して頂いた大学の先生方によって聞き取り調査をまとめたものを発行することも進められています。私たちの地区に深く関わって下さっている方々に本当に感謝したいと思います。 (文責:加代 等)
震災後の復旧・復興の歴史を記録として残すために・・