九州支部で九州の地域活性化について一緒に考えてゆきましょう

綱辰幸

長崎県立大学地域創造学部を創設

九州・沖縄支部・支部長の綱辰幸と申します。私は、長崎県立大学地域創造学部に所属する大学教員です。 長崎県はいつかの課題を抱えています。長崎県の産業は、「スミ、フネ、サカナ」と言われており、それぞれ石炭、造船、漁業ですが、今はそれぞれ地域を支える産業としては厳しい状況に置かれています。そのような影響もあってか、長崎県の県内最大都市である長崎市では、市区町村別で提出超過2年連続ワースト2位であり、長崎県内、離島地域の自治体など多くの自治体は、いわゆる『増田レポート』で消滅可能自治体と指摘指されています。そのようななかで、長崎県立大学では地域創造学部は2016年4月に創設されました。地域創造学部には2つの学科を設置しています。効果的な公共の政策を推進できる知識の獲得を目指す「公共政策学科」と、地域の課題を理解・分析し、解決策を提案する力を身につける「実践経済学科」です。専門的な知識と総合的な視野で地域の課題を分析し、そして他者と協働をしながら解決へと向かう。そのような人材を育てたいと考え、1年生から「しまなび」など、地域での実践的な授業を取り入れています。

出典:長崎県立大学ホームページ

長崎は多様で大変興味深い地域

私自身の専門は、財政学、地方財政論です。最近は、中山間地域、離島などの小規模自治体の財政や地方自治体の集落支援政策に関心を持って取り組んでします。長崎県内については、離島でも五島市など転入超過の自治体もみられます(五島市については2021年度3年ぶりに転出超過となりましたが)。それぞれ自治体で移住者確保や集落支援の取り組みをしており、効果的な政策を打ち出している自治体もみられます。他方で、現在、長崎県内の離島や郡部なので、移住者や若い人がいろいろな地域活性化の取り組みが実施されており、長崎は多様で大変興味深い地域です。

長崎県五島市久賀島

長崎県五島市奈留島

地域活性学会の九州支部は支部会員およそ50名を抱える組織です。支部の会員は、大学などアカデミアに所属する方、実務の方などが所属されています。九州・沖縄支部では、毎年、九州・沖縄支部研究会を開催しています。直近では2022年2月19日(土)に支部会員及び非会員も含め三つの研究報告と、白井信雄先生(山陽学園大学教授(当時))をゲストスピーカーにお迎えして、支部研究会を実施しました。当初は対面(西南学院大学)での開催を予定しましたが、新型コロナ蔓延によりオンライン開催となりました。当日は九州・沖縄支部以外からも多くの方々が参加していていただき、活発な議論の場になったかと思います。支部研究会は、アカデミア、実務の方、それぞれ意見交換し、研鑽のつめる場だと思います。是非、九州の地域活性化について一緒に考えていきましょう!

長崎県対馬市

Writer:綱辰幸(九州支部長)