【能登半島地震】自力で復旧、仮設住宅「石川モデル」で脚光、穴水町下唐川地区(2024年11月24日)

調査:池田幸應(金沢星稜大学名誉教授、北信越支部長)、今村智子(金沢星稜大学准教授、広報委員会委員)、斉藤俊幸(広報委員会副会長)

自力で復旧、孤立状態を解消

下唐川地区は能登半島地震で土砂崩れや亀裂で道路が寸断され孤立した。しかし住民らが自分の手で道路の応急復旧工事を行い、孤立状態を解消させた。地区内に置いてあったショベルカーで砂利や土を掘り、県道のアスファルトの亀裂や段差のある場所まで運び、固める作業を続けた。細かいひび割れは人力で隙間を埋め、3日間かけて普通車が片側通行できる状態まで復旧。地区は孤立状態が解消した。

仮設住宅「石川モデル」(下唐川第2団地)

石川県が穴水町下唐川で整備した木造戸建てふうの仮設住宅「石川モデル」。自宅のある集落内に建てられる「ふるさと回帰型」と呼ばれる県内初の仮設住宅で、2年間の入居期間終了後も有償貸与や譲渡が可能となる。

下唐川第1団地