公務員&大学教員交流会(第1回)を開催しました
1.開催概要
地域活性学会 広報交流委員会「公務員交流プロジェクト」では、2026年5月17日(日)19時より、Zoomによるオンライン企画「OPEN CAMPUS 公務員&大学教員交流会(第1回)」を開催しました。本企画は、公務員と大学・大学院、そして学会をつなぐことを目的として実施したものです。当日は、全国から54名のお申し込みをいただき、32名の方にご参加いただきました。
2.開催の趣旨
地域づくりや地域活性化の現場では、自治体職員をはじめとする公務員が重要な役割を担っています。一方で、公務員が大学院で学び直したり、研究活動に取り組んだり、学会で発表したりする機会については、まだ十分に知られているとはいえません。そこで今回は、学び直しを考えている公務員、元公務員の大学教員、大学院で学んでいる方々が交流し、それぞれの経験や関心を共有する場を設けました。
3.当日の内容
当日は、全体説明の後、5班に分かれて参加者同士の交流を行いました。その後、大学院での学びや学会発表を経験している参加者にお話を伺うインタビューの時間を設けました。インタビューでは、主に次のようなテーマが取り上げられました。
- 大学院に進学したきっかけ
- 研究テーマの決め方
- 大学院入試の内容
- 学費
- 仕事と学びの両立
- 所属学会
- 大学院で学んで良かったこと
- 書籍出版の経験
公務員として働きながら学ぶことの現実や、研究活動に取り組む中での工夫、大学院で得られる学びの意義など、具体的で実践的な話題が共有されました。
4.参加者の声
終了後のアンケートでは、多くの前向きな感想をいただきました。
「大学院や学会に入ることの魅力、メリットが聞けて良かった」
「同様の悩みや思いをもっている公務員の方たちがいることが嬉しかった」
「元公務員の方や、公務員の身分のまま博士号を取得されている方の経験を伺えて参考になった」
「未知の世界だった大学院が身近に感じられ、早速大学院の情報を収集しようとしている」
といった声が寄せられました。
また、「リアルな話が聞けた」「普段関わることのない立場や職種の方と交流できた」「具体的に費用や時間の使い方を聞けた」などの感想もあり、意義深い交流会でした。
5.寄せられた関心・質問
次回以降に聞いてみたい内容は、主に次のようなものです。
- 社会人で博士課程に進学するタイミング
- 公務員が大学院で学ぶための制度的支援
- 大学教員を目指す際の公務員経験の活かし方
- 学費や時間の捻出方法
- 研究テーマの絞り方
- 研究計画書の準備
- 博士論文・修士論文の難易度
- 学会に所属するメリット
- 職場に戻った後、研究を業務にどう活かすか
これらの質問については、第2回で取り上げていきたいと思います。
6.今後の予定
公務員交流プロジェクトでは、今後も継続して交流企画を開催する予定です。
第2回、2026年7月5日(日)19時より、Zoomにて。
「あなたの疑問に答えます」―研究内容/博士号のとり方/卒業後の進路/学会とは?―
第3回、2026年8月2日(日)19時より、Zoomにて。
「論文の書き方・ポスター発表の仕方」
第4回、学会研究大会 茨城大学水戸キャンパスにて(日時未定)
「公務員の人生マネジメント」
公務員と大学を両立している公務員によるパネルディスカッションです。研究大会参加費が必要でが、興味がある方は、学会をご案内いたします。
7.おわりに
第1回の交流会を通じて、公務員の中には、大学院での学び直しや研究活動、学会参加に関心を持つ方が多くいることを実感しました。また、参加者の熱意に圧倒され、公務員と大学・学会をつなぐ場へのニーズを確信しました。行政実務の現場で培われた経験知と、大学・学会における研究知をつなぐことで、地域活性化に関わる新たな学びと交流の可能性を広げていきたいです。

