前田裕資前社長(学芸出版社・京都市)
3年間に亘り一人で考え続ける時間をいただきました
コロナ禍の中で66歳で博士論文を書き、その後、自分自身の単著を書くチャンスをいただきました。3年間に亘りひとつのことを考え続ける時間をいただいたことになります。先行論文も系統立てて読んできました。力不足ではありますが、畜産業と地域活性化政策を結ぶ研究領域には誰もおらず、新雪を踏み、前に進めるような位置にいます。指導教官の那須先生や編集を担当していただいた学芸出版社の前田さんという先導者なくしてここまで来れませんでした。みなさまへの感謝を込めて自費出版を行いたいと思います(斉藤)。
学芸出版社企画会議で出版を決定
斉藤の単著の出版が学芸出版社の企画会議で決定しました。本の名称やオビはまだ確定していません。四六版縦書きで出版されます。15万字あった原稿を10万字程度に削減します。本は32ページが1ロット。この倍数で本のページ数が決まるのだそうです。写真の枚数の削減でページ数を224ページに収めるとのことでした。1月上旬に脱稿しました(著者の手から原稿が離れる)。3月上旬には書名の入った表紙と帯のデザインが出てくる予定です。2月に初校組みができました。2月中旬に初校確認、3月再校、4月出版のスケジュールを予定しています。著者は1000部を著者割引により購入します。販売価格は2400~2600円程度+消費税です。
学芸出版社から送られてきた修正稿(1月上旬)
初校組み(2月上旬)
学芸出版社の書棚はまさにまちづくりの歴史
打合せをしている学芸出版の会議室の書棚をみるとまさにまちづくりの歴史です。オガールをプロデュースした清水義次さん、木下君、大和田順子さん、マイファーム西辻さん、山崎亮さん、林先生の農村撤退論、石井良一さん…感慨深い書籍の数々です。
清水義次「リノベーションまちづくり」不動産事業でまちを再生する方法
木下斉「まちで闘う方法論」自己成長なくして、地域再生なし
山崎亮「コミュニティデザイン」人がつながるしくみをつくる
西辻一真「荒地からの挑戦」農と人をつなぐビジネスで社会を変える
林直樹「撤退の農村計画」
石井良一「アフターコロナの都市計画」変化に対応するための地域主導型改革
大和田順子「アグリ・コミュニティビジネス」農山村力×交流力でつむぐ幸せな社会
白井信夫「環境コミュニティ大作戦」
白井先生の2010年以降の著作(赤枠が単著)