【速報】実務論文の書き方教室4月16日(土)午前10時からスタート

地域活性学会が論文の種類を改訂

学術研究論文、実務研究論文、学術研究ノート、事例報告の4つに再分類されました。併せて「地域活性研究」誌投稿要領、「地域活性研究」誌査読審査ガイドライン、「地域活性学会誌」査読体制、(別添)「実務研究論文」の書き方が公開されました。実務家研究者(JK)向けに実務論文の書き方教室のオンライン講義を開催します。講義動画は地域活性学会で公開します。

第1回 永松俊雄師範  4月16日(土)午前10時~12時

論文作法の極意「実務研究論文」の書き方の説明を読んだうえご参加ください。https://chiiki-kassei-jk.com/archives/2737

実務で得た知識を、論文という形で学術誌に掲載してみませんか。私は自治体職員でしたが、チャレンジして損することは何もありませんでした。むしろ、研究者としての将来を拓くチャンスにもなります。第1回は、「実務研究論文はどうやって書けばよいか」について、具体的、実践的に説明します。質問は何でも(事前でも)受付けますし、希望があれば〈論文サポート〉も受付けます。3回聞いて初めてわかる。次回をお楽しみに!

熊本の永松俊雄師範

略歴:博士(公共政策学)。熊本県庁・外務省(30年)、大学教授(10年)、受賞歴:地域政策研究賞優秀賞、日本公共政策学会奨励賞、日本環境共生学会著述賞、日本地域学会著作賞、日本公共政策学会著作賞

第2回 西川洋行師範  5月14日(土)午前10時~12時

「地域活性研究」誌査読審査ガイドラインを読んだうえご参加ください。https://chiiki-kassei-jk.com/archives/2709

実務家にとって論文とはどのような存在なのでしょうか。実務論文と学術論文はどこがちがうのでしょうか。また、同じところはどこなのでしょうか。第2回目は、こうした疑問に答えて解説するとともに、地域活性学誌に新たに設けられた投稿区分;実務研究論文が何をめざし、どのような内容の投稿を期待しているのか、についてお話しします。それぞれの投稿区分について解説するとともに、今回の改正がなにを目指し、実務家にとってどのような意味を持つのかについて説明します。各投稿区分に込められた趣旨を理解し、執筆する論文内容に合った投稿区分の選択にも役立ててください。3回聞いて初めてわかる。次回をお楽しみに!

広島の西川洋行師範(県立広島大学)

第3回 那須清吾師範  6月18日(土)午前10時~12時

実務家の研究は、その実務経験や経験知を有していることに優位性がある。しかし、実務家のこの様な知は、本人しか理解できない暗黙知であるとともに、論理的な説明を伴う形式知にすることで初めて他者が理解できる。いわゆる経験談やエッセーの様な形式知では、なぜ成功したか、なぜ課題が発生したかを理解することは出来ない。そこに実務家が研究論文を書く意義がある。第一に経験知を詳細に記述すること、第二にそこから得られる仕組みやパターンを読み解くこと、第三になぜその様な仕組みやパターンが発生するのかを説明すること、第四にその発生する仕組みが大多数が正しいと認識している理論に基づいて説明できること、この段階を経て研究論文となる。しかし、実務家がこれを全て成し遂げることは困難であり、第一段階から記述することで、実務系論文、研究ノート、研究論文へと発展することが出来る。なお、実務家は職業研究者が持ちえない豊富で詳細な経験知を有しており、特に地域活性化の様な実践を重視する分野の研究では非常に大きな役割を有していることを知ってもらいたい。

高知の那須清吾師範(高知工科大学)

※講義動画は公開予定です。地域活性学会非会員でも受講できます。

 

申し込み先 (受講料無料)  募集は締め切りました。