理事会
私は、理事になって4年目を迎えます。理事会は休まず毎回出席しています。理事になるつもりがなっかたのですが、どなたかの推薦を受け、辞退しないでいたら、当選してしまいました。理事会での最初の2年間はずっと発言せず静かにしていましたが、広報交流委員長に就任してからは、毎回活動報告をつくり、発言しています。みなさんの理事会での報告を聞いているうちに組織の役割が見えてきましたので、地域活性学会の活動の一端をご紹介します。理事にならなくても、委員会の活動には参加できます。若い学会員の方はぜひ、積極的に参加してください。なお、組織の役割に関する認識に間違いがあるかも知れません。間違っていたらご一報ください。直します(斉藤)。
理事の任期は4年
理事は2年ごとに実施される理事選挙を経て決まります。毎回、定員の半数が選挙で改選されます。このため、理事の任期は4年です。在任中に24回の理事会に参加しないとならない計算です。オンライン開催なので、ホテルにいようが、自宅にいようが、勤務先にいようが、特段の理由がないかぎり、出席しなくてはなりません。どうしても参加できない場合は、委任状が必要です。
理事会は年6回開催される
理事会には常任委員会として総務企画委員会、研究推進委員会、広報交流委員会、学会誌編集委員会の4つの委員会があります。理事会では毎回各委員長が資料を作成し、活動状況や検討事項を説明して理事会の判断を求め、了承を得なが前に進んでいます。このため、理事会は2か月に1回という頻度で開催されています。年度内に6回の開催となります。常務委員会の報告が行われた後、支部会報告が行われます。北海道から九州までの各支部長が資料は作らず口頭で活動状況を説明しています。研究部会報告は、前回の理事会では、スーパーシティ研究部会からの報告がありました。また、第15回豊岡研究大会実行委員会から豊岡市で開催される研究大会の準備状況の報告がありました。これは、研究推進委員会の下部組織です。今回理事会では3月末で〆た地域活性学会の事業収支報告もありました。近づく理事選挙に関する報告もありました。理事会は時として2時間を超えるオンラインでの会議です。
地域活性学会理事 https://www.chiiki-kassei.com/pb/cont/outline/24
理事会
学会誌編集委員会 / 論文サポート・スクエア
学会誌編集委員会は地域活性研究誌を年2回発行しています。研究誌に掲載される論文の査読審査という重責を担っています。前回の理事会では論文サポート・スクエアの 2022 年の実績を報告されていましたが、利用学会員は12 名で、その結果、投稿論文17本が出され、掲載論文は10 本、査読中は6本、不採択論文は1本の結果でした。地域活性学会は組織で若い研究者を応援しようという姿勢があり、素晴らしいです。
広報交流委員会 / JKサイト、ブランチサイトの運営
JKサイト、ブランチサイトの記事の寄稿を会員のみなさんに依頼し、サイトにアップしています。またこの記事をSNSサイトでシェアするだけではなく、学会メールでも配信しています。共著出版も始まっています。こうした活動は理事会に報告しています。
研究推進委員会 / 研究大会実行委員会
研究推進委員会は、共同研究の推進や学会賞表彰などの議論をしています。研究推進委員会の下に研究大会実行委員会があります。開催に向け、毎月1回実行委員会が開催されています。フィールドリサーチ、理事会、総会、大会オープニング、大会記念講演、パネルディスカッション、懇親会、研究部会セッション、支部セッション、閉会式等の内容を決めています。同時に全体のタイムスケジュール、会員への大会開催告知、庶務・ロジ周りなどの詳細を吟味しています。いつも夜9時からのオンライン会議ですが、みなさん、真剣に議論されています。
研究大会実行委員会
総務企画委員会 / 選挙管理委員会
総務企画委員会は各種表彰などの規約整備や各委員会、各部会への活動費の配分等のルール作りを行っています。理事選挙は総務企画委員会の下にある選挙管理委員会によって実施されます。2年に一度の理事選挙が今月(6月~7月)に実施されます。定数の半数が改選となります。前年度理事と新年度理事は、9月に開催される研究大会で一堂に介して引継ぎを行います。この会議は引継ぎの顔合わせという儀礼的な要素が大きく30分程度で行われ、懇親会へと向かいます。
理事会開催後の懇親会:第11回研究大会(2019年)の開催地となった長崎県大村市の園田市長を囲み、左より中嶋前会長、関幸子さん(現副会長)、第10回開催地の島根県浜田市の久保田市長(現副会長)
事務局
事務局は高知工科大学内にあります。会員費の納入、予算・決算書類の作成、メールの配信等を行っています。本部理事がここにおり、各種調整、理事会の司会を担当しています。
地域活性学会は小さな国のような仕組みで運営されています。リーダーの下、組織が動くことを実感しています。斉藤は研究大会実行委員や広報交流委員会の活動を通して地域活性学会の組織としての機能を知りました。多くのみなさんに会うこともできました。
Writer:斉藤俊幸